言葉の違和感

少数者ということばについての小言

 

個人に対して使われる少数者って言葉に違和感がある。逆でもそうだけど「私は多数者である」というのはおかしいと思う。私自身は個人であるが、多数者、少数者は群の中でのグループを指すのだと思う。

少数者は「少数の者(達)」であり、多数者は「多数の者(達)」であって、個人を指す言葉に思えない。適切だと思うのは多数派、少数派といった派閥での言い方、どちらの群に属するか、であると思う。無理をして言えば、少数者側、多数者側と言えばいいのかもしれない。

たしかにある属性の人達が少ないのであれば、その人達は(まとめて指し示すならば)「少数者」であるが、ある個人を指すときまで同じ言葉を使って少数者という状況がまかり通っている。

個人は少数でも多数でもなく一(イチ)に過ぎない。少数の一人、多数の一人なんていないので。

この辺どうにかならんかな。と思いつつ僕はいろんな属性で少数派です。

 

大も小もない話